しがない女子の隠れサブカルな日々

日々思った事やあった出来事を淡々と綴ってます。

指定校推薦で大学決まったはいいが教師に腹が立つ

こんにちは。私事ですが、先日指定校推薦で大学が決まりました。ヤッタ-
まだ正式に合格通知が来たわけではありませんが、とりあえずはほぼ確定。安心しているところです。
よーしこれで私は自由だ!!NO 一般受験!!FREE SCHOOL LIFE!!LOVE&PEACE!!受験の荒波から逃れた私は、愛と希望に満ち溢れていました。参考書を視界から全て消し去り、意気揚々と指定校の書類を書き上げていました。

大学が決まった自分に敵などいない!そんな浮かれ気分で学校生活を送っていた私ですが、先日学校で指定校決定者の説明会とやらがありました。大学が決まった面々が勝利の笑みを浮かべながら互いに頷き合っていたところ、その説明会が始まったわけですが、まあこの題名から分かるように教師に腹が立った!!まじで!!!なんなのあの説明会!!時間の無駄としか言いようがねえわ!!!

これから書くことは高校生(特に指定校を使って受験した方)にとってはあるあるな事だと思います。そしてほとんど愚痴です。「こいつ調子乗ってんな」ということしか書かないと思うので、正直絶賛一般受験の勉強中の人は見ない方が良いかもしれません。

ということで、これから指定校受験者が教師によく言われイラッとするけど立場上反論できない3つのことについて書いていきたいと思います。

一般受験組に気を遣えの一点張り

まず、指定校で決まった人が教師に言われるのはこの話だと思います。

「大学決まったことをあまり言わないで」
「一般受験組に"がんばれ"って言うのはやめてあげて」
「これから一般受験の人たちは必死で勉強する時期だから」

正直、これは教師達も言わなきゃいけないから言っているだけだとは思います。そう思いたい。
しかしこれ、指定校の私たちがいかにも頑張らないで受かったみたいな言いようです。たしかに、指定校で大学が決まった人の中にはなんとなくテストをやって"たまたま"成績が足りていたから"まあまあ"な大学に提出してとれちゃったみたいな人も多いと思います。世間でも楽をして大学に入ったと思われがちな立ち位置です。ただ、1年生のときからテストに力を入れて成績上位をとって、就職にも物怖じしないくらい結構名の知れた大学の推薦を死にものぐるいでとれた私からすると、まあイライラ案件な話です。

こうやって一般受験の奴らに気を遣えと口を揃えて言われますが、それを言ったら私だって定期テスト中に散々な被害を受けてきました。こっちが徹夜で勉強して、当日もテストが始まるぎりぎりまで教科書を見直しているというのに後ろで「昨日彼氏と一緒に帰ったんだけど〜」という話をされたり、今日も家帰ったら明日の教科のテスト勉強しなきゃいけない・・・という時に「せっかくテストで学校終わるの早いんだし君の名は見に行こうぜ〜ケケケ」みたいな話をされると徹夜明けの私からすればストレスマッハですよ。

むしろ「東大合格!」みたいな目標があるわけでもなく「テストとか面倒くさいし一般でいいっしょwwwww今は遊びたいしwwwwww」というような嫌な事を後回しにする集団より褒めてほしいくらいです。

受験は団体戦だから!

これもよく聞く謳い文句です。東◯とか河◯塾の進路ガイダンスでもやたら言ってる受験は個人戦じゃない、団体戦だよ論。さっそくこの話もされました。

「受験は団体戦だから、みんなで受験の空気を作っていくんだよ。大学が決まったからと言って関係ないみたいな顔しちゃだめだよ」

いや関係ねえから。なんで私の定期テスト期間中に妨害してきた奴らに協力(笑)しなきゃならねえんだよ。

そもそも受験が団体戦だという話から理解できません。受験とは自分の学力で相手を蹴落として未来を掴むいわば個人戦です。同じ志望校だった場合、自分の身近な人間も敵だという可能性があるわけです。それをなんで同じコミュニティに属しているからといって馴れ合わなきゃいけないんですか。むしろ仕返しの始まりですよ。みんなが必死で模試を受ける日に堂々とサボってやりますよ。センター試験前で一般受験の人がちらほら休み始めたときに私も便乗して休んでやりますよ。

指定校の人は中退率が多いという話

また、この話もされることが多いと思います。私も高校になって初めて知ったのですが、なぜか一般受験の人よりも指定校推薦で大学に行く人のほうが圧倒的に中退する人が多いらしいです。その話を嫌になるほど聞かされます。

まず一つ言いたいのは、そんな簡単に中退するわけないじゃないですか。上で書いた通りほんと努力して合格が決まった大学です。確かに芸能人とかは良い大学に言っても中退している人を見かけたりしますが、うちら一般人からしてみると中退していいことなんてほぼないですしおすし。

しかも、そうやって口うるさく言ってはいるもののうちの学校では指定校で中退した人なんていないみたいです。ウケる。だから、受験したくないからなんとなくFラン大学にでも行った輩と一緒にすんなっつってんだろ。思い出すとまたイライラしてきました。

こうやって楽をして大学に行ったと思われがちなわけですが、指定校組もいろいろ大変です。一般受験組のほうが偉いみたいな風潮をせめて教師くらいはやめてくれてもいいんじゃないかなあと思います。むしろ私なんて公立高校で塾にも行かず莫大な受験料もかけない娘ですよ。こんなお財布にいいリーズナブルな娘、最高じゃないですか。もっと褒めてくださいよ。泣

 

「JKブランドなくなるのやだよ〜><」とか言ってる奴に物申す

こんにちは。突然ですが、暑かった夏も終わりそろそろ寒い時期になってきました。もう気づいたら10月。今年もあと少ししかありません。

そんな季節になってきたわけですが、少し気が早くも、あのフレーズを言い出す輩が増えてきました。

「あと少ししたら卒業だね〜」
「制服がコスプレになっちゃうよ〜」
「JKブランドなくなるのやだね〜」

 

 

 

 

 

 

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こんな話が出て来た時、いかにもJKなキラキラ女子の反撃が怖いので私はただただニコニコしているしかありません。しかし、理解不能な決まり文句を受け流すのは、ストレスが溜まるものです。
そんな私がこの記事で言いたい事はただ一つ。

いやいや、JKで得したことってあるの????

思い浮かぶ限り、私がJKで良かった事といえば映画1000円や漫画喫茶の平日半額サービスなど学割のみ。おまけにうちの学校は制服もダサく、校則もまあまあ厳しいので髪も染めれません。
そんな中、「JKブランドがなくなりたくない」??ふざけんな!JKでちやほやされるのなんて女子高生モノAVの中だけであって、現実でJKしてよかったことなんて全くねえよ。

というわけで今回は、現役JKの私がJKで損したこと、嫌だった事を淡々と書いて行きたいと思います。少しの時間、私のストレス発散に付き合ってください。

1.そもそもJKのイメージが気に食わない

突然ですが、皆さんはJKと言えばどんなイメージがわきますか?人によって様々あると思いますが、私はそんな世間一般の"JKのイメージ"に納得ができません。

というのも、よくテレビで「今女子高生に人気!」みたいな謳い文句を見かけますが、実際そういう女子高生は一握りだと思います(私の高校の校風みたいなものもあるかもしれませんが)。

全国の女子高生みんながりゅうちぇるとぺえが好きで、三代目J Soul Brothers西野カナを聞いていて、トレンディエンジェルの斉藤さんにキャーキャー言って、付き合ったらすぐカップル共同垢作ってズートピアのパロ画像作るとか………………………………ねえから!!!!!!!!いい加減にしてくれ!!そうやってこんな頭軽そうなイメージつけやがって!!!!snowとか入れたことねえし!!!!トリセツとかいいと思ったことなんて一度もねえわ!!!!!!!(ごめんなさい)

別に、私みたいに授業が終わったら逃げるように家に帰り、部屋で猫抱きながらゲームをして、録画したアメトーク見ながらブログ書いて、土日はライブハウスでパリピもどきをするような生活がかっこいいとは言いません。むしろ自分で今書いて悲しくなってきました。暗すぎる。

しかし、こういうサブカルメンヘラクソババアは、世間一般のJKと一括りにされるのは屈辱的です。マジで。ほんと早くJKブランド捨てたいです。

2.バイト先でそれとなくバカにされる

これは本当にダルい。

1番で書いたように、世間一般のJKのイメージはああいった物が多いです(あれは少し大げさかもしれませんが)。そのため、バイト先でそれとなーくバカにされたり、鼻で笑われるような事が多々あります。

しょうもない理由でバイトをドタキャンしたり、1、2回顔を出しただけでばっくれたりなんてしないのに、そういう奴らが少しいるせいでちゃんとやっているこっちにも被害が及びます。例えるならば、「これだからゆとりは…」みたいな感じ。

まるでこっちがバイトを軽視しているかのように、「社会に出ること」を説かれたり、なにかと「これだから女子高生は……」みたいなリアクションをされます。そして、やっと合格点以上の事をして、「まだ女子高生なのにしっかりしてるね」なんて言われるわけです。いやいやお前だってちょっと前は女子高生だったじゃねえかと。

確かに今までインターネットやバイトで仲良くなったような人の中には、そういう人もいました。「受験勉強飽きたので受験やめました〜〜来年からフリーターになります〜〜」とか言ってるのを聞いたときは、いやお前大丈夫かよと思うことはありましたが、みんながみんなそんなちゃらんぽらんな人ばかりというわけじゃないです。

そしてこんな屈辱的なことが多い中、まだJKやってたいとか思う訳がないです。

3.リア垢が地獄

これは「JKブランド捨てたくない〜><」とか言うような女子には当てはまらないことだとは思いますが、少なからず感じている人は多いと思う”リア垢地獄”。
私はもともと中1からツイ廃だったのですが、全然本名じゃないし趣味丸出しだったので、高1から仕方なくリア垢を作りました。

すると、家で一人でモンハンに勤しんでいたら、制服ディズニーやわざと顔は写さないがデートを匂わせる写真、「全然盛れないよ〜><」というsnowの写真が流れてきます。これが結構キます。面白くもなんともないMixchannelとか地獄でした。このようになんの取り柄もなく全然リアルが充実していない私に躊躇なく攻撃してくるわけです。

まあ、そんなになるんだったらリア垢なんて開くなよという話しなんですが、こういう寂しいときに限って開いちゃうんですよ。そういうもんですよ。

4.痴漢におびえる日々

この話を出したら「いやお前の自意識過剰だよ」と思われそうな気がするので書くか悩みましたが、コレ本当にあります。私は最初バス通だったので痴漢なんて無縁の話でしたが、引っ越しで電車通になったら2週間で痴漢に遭いました。制服なんて着ていなかったら遭わないであろうものを、本当めんどくさいです。リュックでスカート持ち上がってないか気にしなきゃいけないし。

ちなみに朝早い超満員電車で痴漢によく遭う友達とその話をした結果、「妻と娘にも虐げられ、年下の上司にこきを使われ、営業先で罵声を浴びせられ、ストレスで薄毛にも悩む中年サラリーマンの唯一の癒しになっているんだ」という結論に至りました。プラス思考万歳です。

結論

このように、JKはいいことなんて全然ありません。華のJK?そんなの幻想です
もし華のJKライフを送りたければ、1年のときからプライドを捨て、学校では広く浅く交友関係を広げ、snowで友達を獲得し、Instagramのフォロワーを増やし、女子に妬まれない程度に男友達を作っておけば比較的安パイな高校生活を送れるでしょう。全ては学校での知名度です。私のようにメモ帳に教科ごとの欠席数を正の字で記録してギリギリを生きるようになりたくなければ上記のことを気をつけてください。

ということで、脳内お花畑のように思われがちなJKですが、いいことばかりじゃないんだよ、という話でした。では。

 

 

 

 

 

私が歌い手厨だった頃の話

こんにちは。

いきなりですが、私には人生最大の黒歴史があります。そう、歌い手厨時代です。

 

黒歴史とは

主に漫画やアニメに属する分野などを中心に、「無かったことにしたい事、またはされている事」などの意味で黒歴史という言葉が使われている。具体的には現在は他人に触れられたくない、あるいは自分でも恥ずかしく思う自分の過去などである。(Wikipediaより引用)

 

今ではバンドの世界に身を沈め、廃れたにわかサブカル生活を送っている私ですが、このように、できれば忘れてしまいたい、思い出したくもない過去がありました。もしリアルの人間に知られることがあるならば泡を吹いて死にます。

 

そして今日は、そんな歌い手厨時代を身バレしていないのをいいことに赤裸々に語っていきたいと思います。今でも歌い手厨はネット社会でも虐げられ、なぜあんなインターネットカラオケマンごときに騙され夢中になるのか不思議に思っている人が多いと思いますので、これを読んで「このように哀れな女子中高生は洗脳されていくのか…」と思っていただければ幸いです。

 

 

きっかけはツイッターでした。リア充自慢や不平不満、中流モデルのステマやオタクの叫びなど、日々様々な日常が溢れているいわば無法地帯。そんな中で私はなぜか一人だけ歌い手をフォローしていました。
ツイッターをしている人ならわかるかもしれませんが、きっかけは忘れたけれどなぜか昔からずっとフォローしている人がいたりすることがあると思います。何か面白いネタツイをしていたのか、始めたばかりの頃にがむしゃらにフォローした中にいたのか、もしくは誤フォローか。今となってはわかりませんが、タイムラインに流れ出る趣味の仲間やバンド公式アカウントの中に、当たり前のように歌い手が紛れ込んでいたのです。名前は出しませんがその人はあまり歌い手らしいツイートをするわけでもなく、内容だけ見ればネタツイッタラーのような存在でした。

 

ある日寝る前、布団の中でツイッターをしていると、いつものようにその人のツイートがタイムラインに流れてきました。

(そういえばこの人って歌い手とかしてるんだっけなぁ…)と思い、なんとなくプロフィール欄からニコニコ動画のURLに飛んでみました。あの時は大して興味があったわけではなく、(しめしめいつもこんな変なツイートばっかりしているんだからどうせ歌声も無理にカラオケでワンオクを歌ってスベる高校生レベルだろう…どうだ一回くらい聞いてやるか…)くらいのものでした。
ニコニコ動画は昔に登録したことがあったため、メールアドレスとパスワードをなんとか思い出してログイン。最新作が結構伸びているようなので、マイリスト(この頃の私はマイリスト機能もよくわかっていない)の一番上に出て来たものをクリックしました。そして全く知らんボカロ曲のイントロを聞きながらジト目で右から流れてくるコメントを眺めていました。
そしてその歌い手が歌い始めた瞬間、私は呆然と固まりました。

 

何がここまで私の胸を動かしたのか。それは俗に言う「ギャップ萌え」でした。今思えばそこまで彼は歌がうまい訳でもなく、「男にしては歌うまいね」程度のものでした。しかし、期待を大いに裏切る正統派な曲。くだらないネタツイートばかりしている男とは思えない透き通った歌声。次々流れてくる賞賛のコメント。そう、私は既にその男の戦略にはまっていたのです。

 

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その曲を聞き終わった瞬間、私は言葉に表せないほどの高揚感に満たされました。感動により早まった自分の鼓動を聞きながら、深夜にも関わらず無我夢中で彼の曲を聞き漁りました。時にはコラボ曲を見つけ、他の歌い手の存在も知っていきました。この時既に私は、もう戻れないところまで来てしまっていたのです。

 

次の日も、私はその歌い手で頭がいっぱいでした。朝起きてすぐに彼のツイッターをチェックすると、なんとその日の夜に他の歌い手とコラボでニコニコ生放送をするといった告知がされていました。(なんてベストタイミングなんだ…!彼の声が生で聞ける…!あんな素晴らしい歌声と変なツイートを併せ持つ彼は、一体どんな性格でどんな話し声なんだろう…!)さまざまな興味が沸き、夜まで待ちきれませんでした。
そして始まった生放送。(やっぱり歌い手は顔出しとかはしないのか…っていうかすげえ!当たり前だけどみんな同じ時間帯にリアルタイムでコメントしていて仲間感がすごい!しかも運が良ければコメントが読み上げられたりするのか…!)今まで関わってこなかった歌い手の世界に私は夢中になりました。実際は遠い存在だけど、ジャニーズや俳優とは違って浮世離れしすぎていない"近い距離感"にのめり込みました。彼と一緒に生放送をしていた2人の歌い手に始まり、私はどんどん他の歌い手にもハマっていきました。

 

とは言ってもその頃私は中3で、受験まっただ中。目立つ存在ではなくても一応勉強は真面目にやっていたクチで、さすがに東大を目指すレベルとまではいかなくてもそれなりの進学校を目指していました。しかし私は歌い手という新しく見つけたばかりの趣味から抜け出せるわけもなく、歌い手と受験の2つを中心とした生活が始まりました。他の歌い手にも手を出した私は、毎日のように行われるニコニコ生放送を聞きながら受験勉強に励みました。塾が終わるとすぐにイヤホンをさして放送開始の通知が来ている生放送を聞き、ツイッターも数時間ごとにチェックしました。

 

そんな生活が続き半年くらいが経った頃。受験も無事終えた私のTHE・歌い手応援LIFEに転機がやってきました。

なんと、幼稚園からの親友が歌い手にハマったのです。彼女は私の親友と言いつつも中学ではヤンキーの部類で、スカートをパンツが見えそうなまでに折り、カラコンをつけた中学生ギャル達とつるんでいました。音楽もオタクっぽいところはまるでなく、邦ロックの傍らワンダイレクションやシェールロイドを心酔するなど雑食ではあるものの歌い手とはほど遠い存在でした。もちろん立派な歌い手厨となった私でも周りにそのことは隠しており、歌い手を勧めるなんてことは全くもってありませんでした。

ひょんなこと(長くなるので割愛します)から二人とも歌い手にハマっているということがわかり、今まで一人部屋でコソコソと楽しむだけだった趣味を親友と分かち合う楽しさを見つけてしまったのです。
そして私は親友とともに新しい境地へと踏み出してしまいました。そう、歌い手のライブに…。

 

毎日歌ってみたのランキングをチェックしながら血眼で生放送にコメントを書き込む日々を送っていても、一緒に行く友達を見つけられなかった私はライブには行った事がありませんでした。毎月のように行われるライブのレポを必死でエゴサ(これはジャニオタやバンドオタにも共通することだと思います)しつつも、私はどうせライブに行く事はなのだろう…とどこかで諦めている部分がありました。歌い手の皆の顔は相変わらずわからないままで、たまに歌い手がツイッターにあげた後ろ姿の写真や手の写真を見てはエサをもらった腐女子のように喜んでいました。

 

しかし、身近に同志を見つけた今、歌い手厨に怖いものなどありませんでした。
ついに私たちはちょうど夏休みに行われる歌い手のライブに行こうということになりました。親には「まだあまり有名になっていないバンドのライブに…あ、うん。お母さんに言ってもどうせわからないよ…」などといらん嘘をつき、たくさんの歌い手が出るライブへと向かいました。現地へ付くとさっそく駅には歌い手のリストバンドや缶バッジをつけた集団がちらほら見え、自分の推している歌い手の色に合わせたファッションをしている女の子もいました。目当てのグッズを手に入れるために無駄に早く並び、意気揚々とライブに挑みました。
そして私は、今まで感じた事のない程の満足感を感じました。今までバンドのライブには何度も行った事がありましたが、所詮YouTubeWOWOW、CSのライブ特集などで画面越しに見た事があるものだというのが事実。しかし、歌い手のライブは初めての事ばかりで、最初の曲で大勢が出て来たときは(どの人がどの人だろう…!てか結構イケメンじゃん…!)と涙が出そうなほど感動したものでした。歌い手フィルターにかかっていた私は、そこらへんよくいる髪型で顔を誤摩化した大学生みたいな奴でさえ皆キラキラ輝いて見えました。

 

そしてそれから私は親友と歌い手のライブに通う日々が始まりました。考えてみれば絶対にいらないキーホルダーや缶バッジも買い集め、夏休みや年末は毎週のように通いました。「今月は◯回も会えた…」などとライブに行っただけで"会った"気になる脳みそお花畑のJKに成り下がり、辛いブラックバイトも歌い手の事を考えれば頑張れました。たまに出るアルバムもアニメイトで予約をして、リリイベ(アニメイトTSUTAYAタワレコなどでやるインストアライブみたいなもの。CDの予約をしないといけないものが多い)なども行ける範囲ですべて行きました。10秒くらいだけできる握手では瞳孔開きっぱなしで、iPhoneにサインなどもしてもらいました。(高校の友人にはインディーズのバンドの人などと言って誤摩化しました。)CDやDVDに書いてもらったサインはコレクション化し、ライブを通じて友人もできました。
(余談ですが、親友の高校の先輩が当時とある歌い手の情報を書き込みすぎて掲示板で叩かれまくりだった歌い手の元カノだったというちょっとした事件なども起こりました。)

 

と、このように話しだしたらキリがないのですが、とにかく持っている金はほぼすべて歌い手に落としました。周りが見えなくなっていたというよりかは、「まあ好きな事に使っているんだしいいか」と納得してやっていました。後悔はしていません。たぶん。

とにかくあの頃の私は今すべてをかけて没頭している歌い手という趣味が永遠に続くと信じて疑いませんでした。 しかし、盛者必衰とでも言いましょうか。盛り上がっていたものもいつかは勢いが衰えていく。そのように世界は成り立っているのです。

何が言いたいかというと、初めて歌い手の歌を聞いたあの日からずっと続いていた歌い手ライフがどんどんと静まっていきました。きっかけはありません。ただ、いつもは必ず聞いていたニコニコ生放送も聞く頻度が徐々に減って行き、いつの日かツイッターも見なくなりました。親友もちょうど同じくらいのタイミングで飽きていきました。静かにその勢いは衰え、約2年間にわたる歌い手厨の時代に幕を閉めました。

 

ちなみに数多くのライブで手に入れたグッズはメルカリで売りました。カラオケのキャンペーンなどで手に入れた非売品の缶バッジが2000円で売れたときは何とも言えない気持ちになったものです。とは言いつつも、当時一番好きだった歌い手のグッズはなんだか売れずにベッドの下の奥底にしまってある箱の中に入っています。元カノに未練タラタラの男かよ。

 

このように長々と書いてきましたが、ここまで読んでくださった方がいたら嬉しいです。最初の方は黒歴史と散々disっていましたが、たまにあの頃を思い出して無駄にセンチメンタルになることがあったりなかったりします。お金の事も考えずに好きなものに友達とのめり込んだ日々。今はニコ動社会から足を洗い大人しくライブキッズをしていますが、たまにiPodで当時たくさん聞いていた曲を再生してみては、懐かしい思い出を思い出してなんだかやりきれない気持ちになります。

 

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もし現に歌い手にハマっている人がいたらことによってはブチ切れ案件かもしれませんが、たぶん数ヶ月後または数年後には同じ気持ちになっている事でしょう。怒らないでください。

 

というわけで歌い手にハマった女子はこんな気持ちですよ、という記事でした。全く役に立たない知識だとは思いますが、こういう女子もいるんだなあ…と理解してあげてください。

では。

 

普段ほとんど映画を見ない私が映画を見る大人に憧れて海街diaryを見た話

こんにちは。

突然ですが、私は映画をよく見る人—いわゆる"映画通"な人に憧れています。

 

実力派俳優がテレビで「小さい頃からよく映画を見ていて…」と言ったり、芸術家やミュージシャンが「映画を見て影響を受ける事が…」なんてことを言ったり…普段映画を全く見ない私からしてみれば、芸術やら映像美やら日本文学やら(コレは違う)をわかってる気がしてとにかくカッコイイわけです。わかりますか。わかりませんか。

 

例えば、「休日とか何してるの?」って聞かれたときに「漫画見たり録画したアニメ見たり」と答えたらオタクっぽい人なのかな…と思われ、「村上春樹読むの好き」なんて答えた日には(こいつちょっとカフェ入っただけで村上春樹文学について語り倒してきそうだな気取りやがって近寄らんとこ)となるのが現実。反論は受け付けません。ちなみに私はマンガもアニメも村上春樹もかじってます。

しかし、そこで「一日映画見てるかな〜」と言った時の、「ふーん………で?どんなの見るの?」というような空気。同じインドア趣味である漫画や読書とは違う、明らかな格差。"暗そう"というイメージを超える"なんか大人"な雰囲気。私も趣味は映画とか言ってみたい。TSUTAYAで借りて来たDVDをツマミ片手に見ていたらいつの間にか日が暮れていたい。1人映画館で映画を2、3本通しで見ていたらあまり面白くない映画にあたって、「今日はもう結構見たし、まだ半分以上ありそうだけどもう出ちゃおっかな。」とかやりたい。

 

そして先ほど軽く触れましたが、私は普段全く映画を見ません。親が契約しているWOWOWも錦織の試合を見るためだけにしか機能しておらず、「映画とかあまり見に行かないかな〜DVDで良いって感じ」とかいいつつDVDすら見ていないクソ野郎です。

金曜ロードショーの時間はロンハーを見てるし、映画を見に行くにしてもせいぜい読んでた漫画の実写化かコナンの劇場版のみという始末。「みんなが見に行ったから」という理由だけで少女マンガの映画化を見に行っては、あまりの面白くなさに後悔をしてじっとレジに消えて行ったであろう1000円札を見つめる日々。アカデミー賞をとるような映画は全く見た事がありません。君の名はもシンゴジラも見ていません。

 

というわけで最近親がCSを見れるようにしたこともあり、私も「趣味?映画かな〜よく金曜の仕事終わりとかにレイトショー見に行っちゃうんだよね」な大人になるべく映画を見始める事にしました。とりあえずはCSの番組表をざっと見て聞いた事あるものを予約。スペースシャワー以外でCSをほとんど使わないのでなんだか得した気分です。

この時点で参考書を買って勉強をした気になってる中学生現象(あおいマン命名)が起こり、映画通になった気になってしまいましたが、なんとかぐっとこらえました。まだ目標は達成していません。

 

そんなこんなで録画リストを見ていると、下の方に映画通への憧れを抱き始めたばかりの頃の私が録画した海街diaryが再生されずに残っていたので、まずそれから見てみる事にしました。

日々の生活に疲れ、外に遊びに行くべきであろう休日でも家で寝て過ごしたい億劫な気持ちを抱えるOLを再現した、カーテンは閉じたままの薄暗い部屋で再生してみました。

ネタバレレビューサイトではないので細かくは書きませんが、見終わった後には、え!なにこれ!めっちゃいいじゃん!これぞ日本文学!(?)という謎の高揚感に包まれました。スマホゲー片手に見ていたので途中よくわからんところもありましたが(やめろ)、最後エンドロールが流れたときには私今、行間を読んでる!めっちゃ読んでる!と鼻息を荒くせざるを得ませんでした。

 

刑事ドラマや推理小説の見すぎで何か大きな事件が起こらなければ満足できない病にかかっている私は、途中で飽きてしまうんじゃないかと不安でしたが、「これはこれで全然アリだな」というかんじでした。

また、頭の悪そうな可愛い女の子が嫌いな典型的にこじらせたブスの私は広瀬すずが好きではなかったのですが、長澤まさみの下着姿で帳消しにされました。ない棒がおっ立ちそうでした。………なんでもないです。私もあんな女になりたいです。

 

というわけで一人っ子の私も、姉妹って……いいな……と少しセンチメンタルな気分になるくらい良い映画でした。邦画を少し見たら洋画も見てみたいな…と今後の楽しみが増えました。ハリーポッタースパイダーマンもバックチューザフューチャーも見た事ないのでUSJをあまり楽しめない私ですが、少しずつ手を出して行きたいと思います。

 

はじめまして。

川口葵です。あおいマンとかふざけた名前をつけてごめんなさい。

大学が決まった私は、周りの一般受験生らの模試!東進!周りは敵!な受験モードの中アウェイな日々を送っています。

友達を遊びに誘おうにも誘えず、暗い部屋の中録画した深夜番組を見ながらスマホゲーをする毎日にも飽きてきたので、なんとなくブログを始めてみました。

 

料理や旅行、食通などブロガーあるあるな特技も特にないのであまり関連性のない記事ばかりになる気がします。ツイッターの延長みたいな。

個人的にはバンド音楽界の住民なので、それとなくそんな話が多くなるかもしれない。

 

壊滅的に何事も続かない人間なのでどれだけ続くかわかりませんが、よろしくおねがいします。

 

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味気ないのも寂しいので、この前待ち合わせに3時間遅れてきた友達が善意で奢ってくれたものの甘過ぎて帰りの電車で吐きそうになったチョコドリンクの写真をあげておきます。

では。